ユグドラシル

Bump Of Chicken ユグドラシル歌詞
1.スノ一スマイル

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから

「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りにはいかないさ
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?
まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
こんな夢物語 葉わなくたって
笑顔はこぼれてくる
雪の無い道に

二人で步くには 少しコツがいる
君の步幅は狭い
出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を
まだ乾いたままの 空のカ一テンに
二人で鳴らす 足音のオ一ケストラ
ほら夢物語 葉う前だって
笑顔は君がくれる
そんなの わかってる

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顔は教えてくれた
僕の行く道を

君と出会えて 本当に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって步くよ

君の居ない道を


2.ロストマン

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

狀況はどうだい 僕は僕に尋ねる
旅の始まりを 今も 思い出せるかい
選んできた道のりの 正しさを 祈った

いろんな種類の 足音 耳にしたよ
澤山のソレが 重なって また離れて
淋しさなら 忘れるさ
繰り返す事だろう
どんなふうに夜を過ごしても
昇る日は 同じ
破り損なった 手造りの地圖
辿った途中の 現在地
動かないコンパス 片手に乘せて
霞んだ目 凝らしている

君を失った この世界で
僕は何を求め續ける
迷子って 氣付いていたって
氣付かないフリをした

狀況はどうだい 居ない君に尋ねる
僕らの距離を 聲は泳ぎきれるかい
忘れたのは 溫もりさ
少しずつ冷えていった
どんなふうに夜を過ごしたら
思い出せるのかなぁ
強く手を振って 君の背中に
サヨナラを 叫んだよ
そして現在地 夢の設計圖
開く時は どんな顏

これが僕の望んだ世界だ
そして今も步き續ける
不器用な 旅路の果てに
正しさを祈りながら

時間は あの日から
止まったままなんだ
遠ざかって 消えた背中
あぁ ロストマン 氣付いたろう
僕らが 丁寧に切り取った
その繪の 名前は 思い出
強く手を振って
あの日の背中に
サヨナラを
告げる現在地
動き出すコンパス
さぁ 行こうか
ロストマン
破り損なった 手造りの地圖
シルシを付ける 現在地
ここが出發點 踏み出す足は
いつだって 始めの一步

君を忘れたこの世界を
愛せた時は會いに行くよ
間違った 旅路の果てに
正しさを 祈りながら
再會を 祈りながら


3.sailing day

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

目を閉じたその中に 見えた
微かな眩しさを
摑み取ろうとした 愚かなドリ一マ一
伸ばした手は 閉じた目に
寫らなくて 途方に暮れる
射程距離から 隨分遠く 滲む
どうにかまだ 僕は僕を
辭めないで 生きている
たった一度 笑えるなら
何度でも 泣いたっていいや
精一杯 運命に抵抗
正解·不正解の判斷
自分だけに許された權利
sailing day 舵を取れ
夜明けを待たないで
帆を張った 愚かなドリ一マ一
數えたら キリが無い程の
危險や不安でさえも
愛して迎え擊った 呆れたビリ一ヴァ一
目を開いたその先に 見える
確かな眩しさが
空になったハ一トに 理由を注ぐ
そうしてまた 僕は僕の 背中を押していく
たった一つ 摑む為に 幾つでも 失うんだ
精一杯 存在の証明
過ちも 間違いも
自分だけに價值のある財寶
sailing day 舵を取れ
哀しみも 絕望も 拾っていく
呆れたビリ一ヴァ一
誰もが皆 それぞれの船を出す
それぞれの見た 眩しさが 燈台なんだ

そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持ってる
たった一秒 生きる為に
いつだって 命懸け 當たり前だ
精一杯 存在の証明
敗北も 後悔も
自分だけに意味のある財寶
sailing day 舵を取れ
冒險の日々全て 拾っていく
呆れたビリ一ヴァ一
精一杯 運命に抵抗
決して消えはしない
僕だけを照らし出す燈台
sailing day 舵を取れ
嵐の中 嬉しそうに
帆を張った 愚かなドリ一マ一

誰もがビリ一ヴァ一

永遠のドリ一マ一


4.オンリ一 ロンリ一 グロ一リ一(アルバムエディット)

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

そしてその身をどうするんだ
本當の孤獨に氣付いたんだろう
溢れる人の渦の中で
自らに問いかけた言葉
放射狀に伸びる足跡
死んだ心をどうするんだ
忘れた振りして覺えてんだろう
突き放しても 捨ててみても
どこまでも付いてくるって事
闇に守られて 震える身に
置いていかれた迷子
遲すぎた始まり
さあ 何を憎めばいい
目隱しをしたのも
耳塞いだのも
ロンリ一グロ一リ一
最果てから聲がする
選ばれなかった名前を
呼び續けてる光がある
オンリ一グロ一リ一
君だけが貰うトロフィ一
特別じゃないその手が
觸る事を許された光

そして僕らは覺悟した
本當の恐怖に氣付いたんだよ
隱れてみても 逃げてみても
いつかは照らされるって事
位置について
息を吸い迂んで 吐き出して
笑われる事なく
恨まれる事なく
輝く命など無い
眩しいのは最初だけ
目隱し外せ
ロンリ一グロ一リ一
大丈夫 どうやら步ける
一人分の幅の道で
淚目が捕まえた合圖
オンリ一グロ一リ一
僕だけが貰うトロフィ一
一人に凍える この手が
溫もりと出會う為の光

息絕えた 心を撫でた
殺したのは 他ならぬ僕だ
傷跡に 雫が落ちた
動いたんだ 僅かでも確かに

まだ生きていた、
僕の中で一人で
呼吸を始めた、
僕と共に二人で

僕だったから
それが見えた
「おはよう、ごめんな、
思い出せるかい」
孤獨を知ったから
また出會えた
孤獨じゃない

步き出した迷子
跡の始まり
ここには命がある
選ばれなかったなら
選びにいけ
ロンリ一グロ一リ一
最果てなど無いと知る
この步みよりも もっと速く
飛び續けてる光ならば
オンリ一グロ一リ一
それこそが狙うトロフィ一
特別じゃない この手を
特別と名付ける為の光


ロンリ一グロ一リ一
ロンリ一グロ一リ一
ロンリ一グロ一リ一
笑われる事なく
置いていかれた迷子
死んだ心をどうするんだ


5.乗車権

作詞:藤原基央
作曲:藤原基央

排気ガスを吐いて 腹ぺこのバスが来る
夢の先に連れてってくれんだ どうだろう

強く望む事を 書いた紙があれば
それがそのまま 乗車券として 使えるらしい 使えるらしいんだ

我先に群がり 行列出来上がり
ぎらぎらの目 友達も皆 どうしよう

強く望む事か 適当でもいいか
取り敢えずは 乗車券の替わり

どけ そこどけ 乗り遅れるだろう 人数制限何人だ
嘘だろう これを逃したら いつになる

あぁ ちょっと待ってくれ 俺を先に乗せてくれ
なぁ どうせ大層な 望みでもないだろう

鈍い音で吠えて 食い過ぎたバスが出る
泣き落としで 順番譲る馬鹿がいた

運ばれて数時間 乗り継ぎがあるらしい
次の便は 夜が来たら 出るらしい

あれ ここに無い でも こっちにも無い なんで乗車券が無い
予定外 見付からないまま 日が落ちる

あぁ ちょっと待ってくれ 俺もそれに乗せてくれ
おい そこの空席に 鞄 置いてんじゃねえ

違う これじゃない これでもない 違う
人間証明書が無い 予定外 俺が居ない
やばい 忍び込め

あぁ ちょっと待ってくれ やはりここで降ろしてくれ
なぁ こんな人生は望んじゃいない 望んでたのは---・・・

あぁ 見逃してくれ 解らないまま乗ってたんだ
俺一人 降ろす為 止まってくれる筈もねえ

強く望む事が 欲しいと望んだよ
夢の先なんて 見たくもないから


6.ギルド

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

人間という仕事を與えられて
どれくらいだ
相應しいだけの給料
貰った氣は少しもしない

いつの間にかの思い違い
「仕事ではない」 解っていた
それもどうやら手遲れ
仕事でしかなくなっていた

悲しいんじゃなくて
疲れただけ
休みをください
誰に言うつもりだろう

奪われたのは何だ
奪い取ったのは何だ
繰り返して 少しずつ
忘れたんだろうか

污れちゃったのはどっちだ
世界か自分の方か
いずれにせよ その瞳は
開けるべきなんだよ
それが全て 氣が狂う程
まともな日常

腹を空かせた拔け殼
動かないで 餌を待って
誰か構ってくれないか
喋らないで 思っているだけ

人間という仕事をクビになって
どれくらいだ
とりあえず汗流して
努力をしたつもりでいただけ

思い出したんだ
色んな事を
向き合えるかな
澤山の眩しさと

美しくなんかなくて
優しくも出來なくて
それでも呼吸が續く事は
許されるだろうか

その場しのぎで笑って
鏡の前で泣いて
當たり前だろう
隱してるから
氣付かれないんだよ

夜と朝を なぞるだけの
まともな日常

愛されたくて吠えて
愛されることに怯えて
逃げ迂んだ檻
その隙間から引きずり出してやる
污れたって受け止めろ
世界は自分のモンだ
構わないから その姿で
生きるべきなんだよ

それも全て 氣が狂う程
まともな日常

與えられて クビになって
どれくらいだ 何してんだ

望んだんだ 選んだんだ
「仕事ではない」 解っていた

與えられて クビになって
どれくらいだ 何してんだ

望んだんだ 選んだんだ
「仕事ではない」 解っていた


7.embrace

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

隱れてないで 出てこいよ
この部屋は大丈夫
鼓動の音は ふたつ
ふたつ以上も以下もない

逃げ道の途中 飛び迂んだ
この部屋の中で
君は僕に見つかった
首輪の無い姿で

震えてるのはきっと
寒さのせいだけじゃないな
どんな台詞もきっと
役に立たないな

腕の中へおいで
抱えた孤獨の
その輪郭を
撫でてやるよ

明かりの無い部屋で
言葉もくたびれて
確かなものは
溫もりだけ

君が そこに居ないと氣付いたら
とにかく探すだろう
「そこに居る」のに「居ない」と
氣付く時もあるだろう

この眼が視力を失くしても
僕は君を見るだろう
體中の細胞 フル動員で
君を見るだろう

呼吸の音がする
柔かい匈いもある
全てこの手のひらに
集めて閉じ迂めるよ

腕の中へおいで
隱した痛みの
その傷口に
觸れてみるよ
時間の無い部屋で
理由も忘れて
確かなものを
探しただけ
見つけただけ

腕の中へおいで
醜い本音を
紡いだ場所に
キスをするよ

命の無い世界で
僕と同じ樣に
生きてるものを
探しただけ

腕の中へおいで
怖がらないでおいで
生きてるものを
見つけただけ

確かなものは
溫もりだけ


8.同じドアをくぐれたら

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

もう 氣付いたろう
目の前のドアの鍵を
受け取れるのは
手の中がカラの時だけ

長い間 ここは居心地が良くて
いつの間にか
いろいろと拾い過ぎた

どれもが 溫かくて
失い難い いくつかの光

手に入れる為に捨てるんだ
搖らした天秤が揭げた方を
こんなに簡單な選擇に
いつまでも迷う事は無い

その淚と引き換えにして
僕らは 行ける

もう 氣付いただろう
僕に君のドアは見えない
同じドアをくぐれたら---
と願っていたよ

さぁ 時は來た
繫いだ手を離すんだよ
カラになった手で
それぞれの鍵を受け取ろう

恐らく もう 戾れない
いつか忘れる 君と居た場所

手に入れる為に捨てたんだ
搖らした天秤が揭げた方を
そんなに勇敢な選擇だ
いつまでも迷う事は無い
その記憶と引き換えにして
僕らは

振り返らないで
悔やまないで
怖がらないで
どうか 元氣で
僕は唄うよ步きながら
いつまで君に屆くかな

その淚と引き換えに
その記憶と引き換えに
この歌と引き換えにして
僕らは 行ける

もう 氣付いたろう
目の前のドアの鍵を
受け取れるのは
手の中がカラの時だけ

ただ一人だけ


9.車輪の唄

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
僕等の體を運んでいく
明け方の驛へと

ペダルを漕ぐ僕の背中
寄りかかる君から伝わるもの
確かな溫もり

線路沿いの上り阪で
「もうちょっと、あと少し」
後ろから樂しそうな聲

町はとても靜か過ぎて
「世界中に二人だけみたいだね」と
小さくこぼした

同時に言葉を失くした
阪を上りきった時
迎えてくれた朝燒けが
あまりに綺麗過ぎて

笑っただろう
あの時 僕の後ろ側で
振り返る事が出來なかった
僕は泣いてたから

券賣機で一番端の
一番高い切符が行く町を
僕はよく知らない

その中でも一番安い
入場券を すぐ使うのに
大事にしまった

おととい買った 大きな鞄
改札に引っ掛けて通れずに
君は僕を見た

目は合わせないで頷いて
頑なに引っ掛かる
鞄の紐を 僕の手が外した

響くベルが最後を告げる
君だけのドアが開く
何萬步より距離のある一步
踏み出して君は言う

「約束だよ 必ず
いつの日かまた會おう」
應えられず 俯いたまま
僕は手を振ったよ

間違いじゃない
あの時 君は…

線路沿いの下り阪を
風よりも早く飛ばしていく
君に追いつけと
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
精一杯電車と並ぶけれど
ゆっくり離されてく

泣いてただろう
あの時 ドアの向こう側で
顏見なくてもわかってたよ
聲が震えてたから

約束だよ 必ず
いつの日かまた會おう
離れていく
君に見えるように
大きく手を振ったよ

町は賑わいだしたけれど
世界中に一人だけみたいだなぁ
と小さくこぼした

錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
殘された僕を運んでいく
微かな溫もり


10.レム

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

狂ったふりが板について
拍手モンです 自己防衛
それ流行ってるわけ?
孤獨主義
甘ったれの間で大ブレイク

意味は無いとかごまかすなよ
汗まみれでよくもまぁ
爪先まで理論武裝
何と張り合ってるんだか
誰と戰ってるんだか

誰かが玄いた
「污れてしまった」
その肩を叩いた
その手も污れてた

與えられた餌の味
解らないけど 先ず批評
美味い·不味いの基準は
隱れて讀んだ週刊誌

變わったふりを見透かされて
芸術的な言い譯
わきまえた大人の顏
守るモノでもあったの
それとも既に飽きたの

誰かが玄いた
「忘れてしまった」
その聲が聞こえた事すら忘れたの

冷めたふりがしたいなら
もう少し賢くやれ
今更何を恐がる
噓を噓と思わずに
人を人と思わずに

キャンバスに塗り潰した跡
そこに何を描いてたの
生まれた事を恨むのなら
ちゃんと生きてからにしろ

誰かが玄いた
「氣付いてしまった」
慌ててこっそり逃げた
それも氣付かれたぞ

現實と名付けてみた妄想
その中で借り物競走
走り疲れたアンタと
改めて話がしたい
心から話してみたい


11.fire sign

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

誰かの為に生きる
という思いを迂めた旗を抱き
拾ってきた笑顏の中に
自分の笑顏だけ見當たらない

いつか聞こえた泣き聲を
ずっと探してきたんだね
少し時間が掛かっただけ
自分の聲だと氣付くまでに
星は迴る 世界は進む
おいてけぼりの 心の中に

微かでも 見えなくても
命の火が搖れてる
風を知って 雨と出會って
僕を信じて燃えてる

ここに居場所は無い
という淚で溺れた土の上で
倒れそうな旗をいつまでも
支え續けてる人がいる

污れた貓が步いていく
「行き」の道か「掃り」の道か
支えてきた旗を 今まさに
引き拔こうと決めた人がいる

旅立つ人よ その行く先を
照らす明かりは 君の中に

微かでも 見えなくても
命の火が搖れてる
歌うように 囁くように
君を信じて燃えてる

旅立つ人よ 聲が聽こえる
「愛しい人よ あなたの中に」
星を迴せ 世界を摑め
僕らの場所は 僕らの中に
どんな時も

微かでも 見えなくても
命の火が搖れてる
風を知って 雨と出會って
僕を信じて燃えてる

歌うように 囁くように
君を信じて待ってる
微かでも 見えなくても
命の火を見つける


12.太陽

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

二度と朝には出會わない
窗の無い部屋で 動物が一匹
ドアノブが壞れかけていて
觸れたら最後 取れてしまいそうだ

このくらい寒い方がいい
本當の震えに氣付かないで濟む
不愉快も不自由も無い
その逆も初めから無い

例えば笑ってみろよ
こっちもひたすら笑えるさ

空のライトが照らしてくれた
僕には少し眩しすぎた
そして誰もが口を揃えて
「影しか見えない」と言った

二度と朝には出會わない
窗の無い部屋で 心臟がひとつ
目を閉じていても開いてみても
廣がるのは 真っ黑な世界

例えば泣いてみろよ
こっちはそれすら笑えるさ

君がライトで照らしてくれた
暖かくて 寒氣がした
光の向こうの君の姿が
僕には見えないと知った

かくれんぼしてた
日が暮れてった
見つからないまま
暗くなっちゃった
皆掃ってった ルララルララ
かくれんぼしてた
ずっと待ってた

例えば信じてくれよ
こっちはなおさら疑うさ
それより觸ってくれよ
影すら溶けていく世界で
影じゃない僕の形を

君のライトを壞してしまった
窗の無い部屋に來て欲しかった
それが過ちだと すぐに理解した
僕を探しに來てくれた
光の向こうの君の姿が
永遠に見えなくなってしまった
それが見たかったんだと氣付いた

もう一度 朝と出會えるのなら
窗のない部屋に 人間が一人
ドアノブが壞れかけていて
取れたら最後 もう出られはしない
出れたら最後 もう戾れはしない